Milk Bottle Bottom

おじいちゃんに「おんめぇ牛乳瓶の底みたいなメガネしてんなぁ」と言われつつ、世界ノマド準備中の23歳フリーランサー。

オーストラリアでのヒッピーな日々 〜免許合宿3日目〜

Hi!私よ。

 

突然ですが、最近無性~~~~にオーストラリアを恋しく思います。

 

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この時期、むこうは真夏!

(写っているのは友人Michelleの足なのですが、この正真正銘のカリフォルニアガールがうちたてた数々の伝説は現在の私のマインドに大きな影響を及ぼしています笑)

 

 

 

 

 

さて、オーストラリアです。

1か月前くらいから恋しく思ってはいましたが、最近ますます意識するようになりました。

 

というのも、昨日のエントリー(そこまでダサくするの、オシャレにするよりよっぽど難しいよね・・・? ~免許合宿2日目~ - Milk Bottle Bottom)でも紹介した免許合宿所の寮 Santa Feちゃんは、内装もなんかちょっとアレな感じでして

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ドア、突然、アボリジニ風。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜなんだ・・・?

他の部分は何もペイントとかないし、室内には植物も飾られてないのに・・・。

この施設、ますますコンセプトが謎です。

 

なんですが、これを目にして私はますますオーストラリアでの日々を思い出すようになりました。

 

 

 

オーストラリアに行ったのは、去年、2014年11月から2015年2月末までの約4か月。

 

大学の卒業がほぼ決まり、就活も終わっていて、特別日本に留まる理由もなかった私は、「寒い時期をなるだけ過ごしたくない」というのを第一のモチベーションに(私は寒いのが大嫌い)、オーストラリア行きを決定しました。

南半球にいくつも国があるなかでオーストラリアに決めたのは、その直前に行った台湾でのいろんな出会いが決め手になったのですが、それについてはまた今度書いていきます。

 

寒いのと同じくらい勉強が大嫌いな私は、わざわざお金を払って語学学校に行こうなどとは最初から全く思っていませんでした。(当時は全然英語喋れなかったし渡豪前もほとんど勉強しなかったので、最初は本当に悲惨なコミュニケーションを相手に強いていました。今思えば周りの人の優しさは尋常じゃなかったと思います。)

 

基本的に「まぁとりあえず航空券だけとって、行って、着いたら考えよう」くらいのノープランな旅ではありましたが、

それにしても、私が何を楽しみにオーストラリアへ向かったかというと・・・

 

WWOOF (ウーフ/ウーフィング)

 

でした。

 

WWOOFというのはですね、簡単にいうとファームステイです。

リアルなオージーの家庭に仲間入りして、大自然のなかで一緒に作業し、ご飯を食べ、語らい、同じ屋根のしたに寝るのです。

金銭のやりとりは基本的にはなく、労働力の代わりに食事と寝る場所が無料で提供されます。

 

詳しい内容はここでは省きますが、興味を持った人はググってみるといろんな情報が出てくるので見てみてください。WWOOFはオーストラリアだけでなく世界のいろんな国にあるとても面白い仕組みです。

 

 

私は3つの家庭でウーフィングをさせてもらったのですが、なかでも一番最初に訪れた田舎町のキュートなベジタリアンファミリーとの素晴らしい暮らしが、恋しくて恋しくてもう・・・。

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 2歳の女の子と若い夫婦のこの一家は、超絶earth consciousな暮らしを営んでおり、

 

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なんと、彼らの住む家は、6~7年かけてWWOOFer(ウーフィングをしに来る人たちのことをウーファーと呼ぶ)と一緒に少しずつ作り上げていったものだそうで

 

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トイレも、この下が肥溜めみたいになってて、全部肥料に換えて菜園で使いました。

なんだろ、「ああ地球ってこうして回ってんのね」と思ったよね。

 

 

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かわいい洗面台。干し草をつめたこのアイデアは夫婦のお気に入り。

 

 

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ランチは基本的に外で食べる。見晴らし最高のベランダでは美味しさもひとしおでした。

 

 

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食べるものも、自分たちが大切に管理している家庭菜園から採れる野菜をメインに作った(野菜が足りないときは買い足してた。笑)ベジタリアン食だけ。

これがもう、最高に美味しいのです。

 

 

 

 

お隣さんは10分歩かないと見えてこないほど広々していて、

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どこでも好きなところが、自分の庭。

(↑私はこのナゾの遺跡みたいなのがなんとなく気にいって、毎朝この下でコーヒーを飲んだり、ストレッチしたり、ギターを弾いたりした)

 

この夫婦はヨガやメディテーションに非常に価値をおいていて、毎日習慣としてやっていたうえに1~2週間に5日くらいヨギ(ヨガを極めてる人)が来ていたので、ラッキーなことに私も一緒にやらせてもらうことができました。

 

朝晩ヨガと瞑想をし、毎日小さなべジガーデンを耕し、その畑でとれた野菜で作ったベジタリアンミールを食べ、時々ベジタリアンケーキを作ってコミュニティのファーマーズマーケットで売って、必要なぶんだけお金を得る毎日・・・。

 

こう書いてみると、超絶ヒッピーな暮らしをしてたなぁ~と思います。だってこのライフスタイル、ヒッピーそのものだよね。笑

 

当時はただ毎日が楽しくて、生きやすくて、暮らしがシンプルで、何もかもがとても新鮮で、

 

何より、

 

全ての料理がビックリするほど美味しかった!

実際に私は食事の度に驚愕してました。笑

 

ベジタリアンミールって、もっと無味無臭でマズくて、忍耐が必要なものかと思って覚悟して行ったのに、実際は肉の必要性と存在を忘れるほど豊かで美味しいものなんだとわかったことも、私にはとても面白くて大きな経験でした。

日本ではどうしても完全にベジタリアンでいることは難しいけど、今でも私は可能な範囲で基本ベジタリアンを実践しています。

 

ヘンな終わり方ですが、当時の一日の流れを書き出して、あのヒッピースローライフを噛みしめて今日は終わりにします。読んでくださっている方々にもこの暮らしの解放感が伝わったらいいなぁ。

 

 

 

【一日の流れ】

まず、私がWWOOFINGしていた時は、私と同年齢くらいのイギリス人×2(すぐに判明したけど彼らはゲイカップルで、自転車でオーストラリアを旅してた)と、私よりちょっと年齢上のフランス人×2(彼らはストレートのカップルで、free money partyをとか支持する結構強烈なヒッピーだった。笑)が一緒でした。

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8:00~9:00

徐々に起きだして、シリアルかパンか、菜園から食べたい野菜とフルーツを摘んできて各自朝ごはんを食べる。もっと早く目が覚めた日は散歩したり、芝生に寝転んだり・・・

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朝フラっと外に出ると大概カンガルーがいます。ワラビーも。平気でそこらへんに。笑

 

9:00~10:00

作業。一時間半くらいべジガーデンのお手入れしたり、新しい納屋を作ったり、ファーマーズマーケットで売るものつくったり。

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10:00~13:00

3時間くらいかけてお昼ご飯をつくる。パンを粉からひいて、ガーデンから野菜を採ってきて、丁寧に作る。

 

13:00~15:00

食べる。みんなでお皿に分け合って、食べる。どれも新鮮な野菜から作られていて、できたて。食事のあとは紅茶をいれて、飲みながらいろんな話をする。オーストラリアの大統領(当時はtony abott)がどんだけ残念かとか、日本は「就活」っていう仕組みがあって5回くらいの面接は珍しくないとか(これにみんな驚愕していた)、ホストの夫婦いまのライフスタイルをどれだけ愛しているかとか。

 

15:00~17:00

再び作業に戻るか、昼寝したり、話が盛り上がっていたら話を続けたり、ギターを弾いたりする

 

17:00~19:00

2時間くらいかけて、カンタンな晩御飯をつくる。作り終わったらヨガと瞑想。

 

19:00~21:00

晩御飯は、みんなで室内のテーブルを囲む。

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↑玄米と野菜でベジタリアン太巻き。これもすごく美味しかった。 

 

紅茶をいれてみんなで飲んで、いろんな話題について話す。

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土足(というかみんな外も中も裸足でウロウロしてた)であると同時に、床座。笑

 

一日の終わりにそれぞれメールチェックやらニュースフィードやらを見て(この家はテレビはなかったけど、wifiはしっかりとんでた。笑)、眠くなった人から、就寝。

 

 

自然に心地よく目が覚めて、また一日がはじまる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・今年もオーストラリア行こっかなー。笑